コンタクトにはかかせない!涙の役割

コンタクトレンズは直接目に入れるもので、角膜の上に直接のせて使うものです。レンズと角膜は直接触れている感覚がありますが、実はそうではありません。角膜は涙で覆われていますので、レンズは涙の上に浮いている状態です。涙は単なる水ではなく、油層と水・ムチン層の2層構造になっています。レンズ装用中は「涙」がとても重要で、目が乾燥するとゴロゴロと不快感があったり、角膜を傷付けてしまうなどのトラブルにつながることがあります。

涙の役割としては、角膜の表面の乾燥を防ぐことや目の表面を滑らかにして視力を保つ、目の中のゴミやホコリを洗い流すなどがありますが、レンズ装用中では「角膜に酸素や栄養を届ける」という大きな役割を持っています。まばたきをするとレンズが動くと感じることがありますが、その際に涙の交換が行われやすくなり、新しくて綺麗な涙には酸素がたくさん含まれていますので、十分な酸素を角膜に届けます。

また、同時に栄養も届けています。ハードレンズの方が角膜の上でよく動くので涙の交換がよりスムーズに行われ、目に優しいと言われています。しかし、最近ではソフトレンズも性能が良くなっていますので、問題無く使用できます。